映画館でチャップリン
池袋の映画館、新文芸坐でチャップリンの映画「モダンタイムズ」と「独裁者」二本立てで観てきました。
一枚のチケットで、そのままそこで二つ映画が観れるというのも、最近ほんとにみかけなくなりました。
両方とも観た事はあるので、ストーリーや登場人物は知っていましたが、やっぱり映画館で観る為に作られた作品だな、と改めて実感、そして感動しました。
「モダンタイムズ」は、ずっとサイレント映画(俳優達のセリフが入らないもの)でやってきたチャップリンが、初めて、酒場のお客の前で歌うシーンで声を出したというのも、有名な話。
今でこそ、チャップリンの全作品を好きな順番で観られますが、当時はどんな反響だったのか、と思うとゾクゾクします。
「独裁者」は、ナチス政権ヒトラーの独裁政治を批判した映画ですが、この作品は1940年の作品。
ヒトラーが、まだドイツで政権を握っていた時のものです。
すごすぎる。
命がけで映画を作っていたんだな、そして皆んなから愛されていたんだな、と感じずにはいられません。
当然ですが、CGはありません。
こういう作品に出会うと、CGって必要なのか?なんて思ってしまう。
今から80年も前作品。時代の隔たりをまったく感じません。
観終わった後、明日も頑張って生きて行こう、そして心折れてしまった時は、又ここに帰ってこようと、心の底から思いました。
年を重ねるごとに、新しい発見を感じるチャップリン映画。
素敵な1日でした。