映画日記

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ブレないこと

ブレないことって結構難しい、と私は思う。
一言では中々言い表すのが難しいんだけど、先日、とある方と、こんな話をしていた。
  
尊敬する人は誰?みたいな、話になって、その方は何人か挙げて、彼らの共通している事の一つとして、ブレてない事だと。
自分はこういう人間だ、こういう事をやっていきたいんだ、という事がブレていない、と。
  
最初にも書いたが、それってやっぱりすごいと思うし、自分もそうなれたら、この人生どれだけ胸張って生きられるだろう、と思う。
  
やっぱり、生理前はイライラしてしまうし、日々の疲れから自分が何だか分からなくなる時あるし、挑戦した事がうまくいかないと、やりたかった事すぐにあきらめたくなるし…etc
嗚呼、これ上書くと、落ち込んでしまそうなので、やめよう。(笑)
  
昔、合唱団の伴奏の仕事をさせてもらっていた事があるけれど、その指揮者の方で、素敵なバリトン声楽家の方がみえました。
そして、その先生は言っている事がずっとブレがなかった。
  
ここだけの話、合唱団のおばさんを教えるのって本当に大変(笑)
前回、注意した事も忘れてるし、言った事も言ってないと言い張るし、とても広い心が必要な仕事だ。
そんな中、6年程ご一緒させて頂いたのだが、その間その先生の言われている事、音楽の方向、考え方はいつも一つに定まっていた。
 
ある人によれば、この方はお願いする舞台を断ったりするから、あまり広く活動できないよね、と言う人もいたけど、
一度、その方の歌う「荒城の月」を聴かせて頂いた事があるんだけど、涙が出そうな程、素晴らしかった。
  
正直言って、こういう世界って、気分屋な人多いし、性格的に少々問題があっても音楽がよければ、許されるみたいな空気がある。
そんな中で、一体、ここで何を信じていけばいいのだろう、とずっと悩み続けていた。
  
その答えはまだよく分からないのけれど、一つだけ分かるのは、そんな世界の中でも、ブレずに、活躍している人が、いるという事だ。

自分は、まだまだこんな事、偉そうに書ける人間ではない。
でもいつかは、これが自分だ、そう言える人になりたいと思う。