映画日記

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クロワッサンで朝食を

忘れた頃に、引っ張りだしてきて更新されるこのブログ。
完全に自分の忘備録として、自己満足日記になっていますがご了承を。
 
冬の訪れを感じる冷たい雨の降る、日曜日の朝。
撮りためたBSの録画で、「クロワッサンで朝食を」を鑑賞しました。
 

クロワッサンで朝食を」公式サイト
http://www.cetera.co.jp/croissant/
 
 

 
 
エストニアで母を看取ったばかりのアンヌに、パリでの家政婦の仕事が舞い込む。
悲しみを振り切るように、憧れのパリへ旅立つアンヌ。
しかし、彼女を待ち受けていたのは、高級アパルトマンに独りで暮らす、毒舌で気難しい老婦人フリーダだった。。。

二人の女性のやり取りに、ハラハラしながらも、心温まる映画。
実話だそうです。
  
しかし、流石フランス映画。 
淡々と流れてくものの中のすべてがお洒落でうっとり・・・。
 
そして、年を重ねた女性の美しさに圧倒されました。
老婦人フリーダ演じる、ジャンヌ・モロー
しわくちゃの白い肌に真っ赤な口紅をぬり、銀髪の髪からちらりと見える大ぶりの真珠のイヤリング。
こぼれ落ちそうなほどにうめつくされた真珠のネックレスの上に、仕立てられたようにぴったりのつやのある真っ黒なジャケットをはおり、
胸には真っ白なコサージュ、その先には、イヤリングと同じ真珠の指輪…。

夜は純白のシルクのパジャマに、指輪は昼間のままで。

きれいとかセンスがいいとか、それだけでない、何十年も積み重ねられた美しさへの執着。
いじわるな老夫人なのに、その中に小悪魔的なものもあって彼女の人生について色々と想像をかきたてられます。

きっと家政婦のアンナも、毎日意地悪な事を言われて腹を立てながらも、同じ女性としてどこか魅力的なものを感じていたのでは、と思います。
 
 
 
「本物のクロワッサンは、スーパーでなくパン屋で買うのよ。」By フリーダ
 
昨夜スーパーで買ってきた20%引きになっていた、ブールのパンで朝食している自分に、ちょっと反省。。。