映画日記

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ハチ公バス

東京に来てから、移動手段が、電車、バス、徒歩になった。
交通機関は充実しているので、便利は便利なのだが、今まで自分の家から目的地までほとんど車での移動。
歩くのは、家の玄関から駐車場まで、そして目的地では車降りてから目的地までのほんの数分といった、全く歩かずに移動できる生活をしていた。
 
しかしそれが、がらりと変わった。
少し慣れてきたが、最初は本当に大変だった。
目的地に着くには、たいてい電車かバスでないと移動手段がない。(タクシーでなんて裕福でもないし。)
電車かバスに乗るという事は、人に会うからすっぴんでは気がひけるし、ある程度は身なりも整えなければいけない。
電球一つ買いに行くだけでも、身なりを整え、化粧をし、かばんの中を確認して家を出る。
それが大変で大変で、今まで、いかに自分がきちんとしていなかったか、という事を何度も身にしみた。
 
でも、さすが東京。
本当に沢山の電車やバスが分単位で動いていてくれるので、公共の乗り物であっても、時間のロスをほとんど感じない。
 
そして、家の近くから、渋谷までバスが出ていて「ハチ公バス」と言うのだか、このバスが何ともかわいらしい。
今日、初めて乗ってみた。
  
 

※渋谷区HPより

見て分かるように、ハチ公のバスなのである。
しかも、区間内はどこまで行っても100円。
車内は少し狭いが、少し小型のバスのせいか、狭い路地裏もどんどん走ってしまう。
昔から渋谷区民に愛されてきたバスらしいのだが、ルートが幾つかあって、私の家の方は、春の小川の歌が出来た所を通るので、春の小川ルート。
色も赤い色のハチ公、青いハチ公、オレンジ色のハチ公・・・
何だかこれだけで、テンション↑である。
帰りも、オレンジのハチ公を探して乗れば、連れて行ってくれる。
何とも分かりやすい。
 
しかしこのデザインなので、走っていても目立つらしく、車窓越しに見えた人達が何度も、こちらにカメラを向けている光景を目にした。
 
そして、私も降りてから、カメラを向けてしまいました。(笑)
ご旅行などで、もし渋谷に来られる事があれば、ハチ公バス、探してみて下さいネ。