映画日記

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別れの曲〜ショパンを愛したふたりの女性〜

昨日、友人を誘って、恵比寿ガーデンプレイスの写真美術館で、ショパンの映画を観て来ました〜。
「別れの曲〜ショパンを愛したふたりの女性〜」
という題ですが、何とモノクロ映画。
 
1934年にドイツで製作されたもので、日本で公開されたのが1935年、昭和10年です。
監督がゲツァ・フォン・ボルヴァリーという方で、ショパンの役がヴォルフガング・リーベンアイナーという方。
劇中では沢山の有名な曲が次々と流れ、これがショパンワールドかと改めて感じさせられました。
 
 
彼はリストとも交友があったようで、話の中で、とある楽譜屋さんに彼の曲を売り込みに行った時のこと。
何回頼んでも取り入ってもらえず、途方にくれたいた時、隣の部屋からショパンの曲が聞こえてくる。
自分の曲を弾いているのは一体誰だと見に行くと、あのリストが譜面台に置かれていた彼の楽譜を見て
すごい勢いで弾いてる。
驚き、感動したショパンは、彼のもとに駆け寄るのだが。
 
ありえないー。(笑)
ショパンポロネーズを初見(譜を見てぱっと弾くこと)で、完璧に弾くなんて。
本当にあった話かどうか疑問ですが、一緒に観ていたた友人も同じように思ったようです。(笑)


でも、ショパンという人物、史実に対してとても忠実に作られているように思えて、とても興味深い映画でした。
当時のパリという街が、世界中の芸術家達のたまり場で、その中で今の時代にも残るような絵や音楽、詩や小説が
溢れるように生まれていたんだ、というのも実感。
豊かな所だったんだなぁと、羨ましくも思います。



この映画が終わった後同じ場所で、シューベルトをやるそうなので、又、観に来たいと思います♪
楽しみ♪