苦手なヤツら

生まれた時からずっと、今の年齢になっても、どうしても苦手なヤツらがいる。
それは、青虫。
青虫というより、幼虫類全般。
まったく、田舎生まれの田舎育ちのくせにダメなのである。 　
　
半径何メートルという距離に存在を確認してしまっただけで、とてつもない疲労感に襲われる。
今、この文章を書いているだけでも、かなりのパワーを要している。　
　
小学校の何年生だったか忘れたが、理科の授業でモンシロチョウの成長というのが、あった。
教科書に大きく載せられる幼虫の写真は、私にとっては苦痛以外の何物でもなかった。
それだけならまだしも、先生が教室で幼虫から飼うと言い出した。
心底やめてほしいと思った。
　　
結婚して、東京に来てからというもの、母が心配をしてくれてよく野菜を送ってくれる。
実家は農家で畑もあるので、無農薬のとりたて野菜を送ってもらえるのだが・・・。
　
今朝、悲劇は起こった。
数日前、母が
「今日、お父さんと畑行って野菜取ってきたから送るね〜♪」
とメールが届いた。
　
そして、大きなダンボールが届いた。
あけてみると・・・・

ギャ〜〜〜〜〜！！！！！！！！

きゃ、きゃべつに・・・・・
しかも、でかいっっっ

彼は、実家から長旅を経て、はるばるやってきたのだった。
勿論、彼自身に何の罪もない。
でも、やっぱりダメなものは、ダメ・・・・

とりあえず、ベランダに避難してもらい、夫の帰りを待つばかりである。
でも、こんな時に限って、夫は出張で帰ってきてくれるのは明日・・・・

どうしたらいいのかな…