映画日記

面白かった映画やドラマ、本などを残しておくページ

RRR

話題になっているインド映画『RRR』観てきました。

 

ただただ、すごかった。

こんなすごい映画に、これから出会えるだろうか。

言葉が見つかりません。

 

イギリスの植民地に置かれているインド帝国

イギリス人からの日頃のひどい行いに我慢できず、独立しよう、と二人のヒーローをもとに、戦う映画。

 

でももうこれは、頭で考えるより、これを観て一緒に時間を経験する映画だと思った方がよさそうです。

 

これから観に行くがいたら、アドバイスしたい。

空腹でこの映画を観ない事。

観終わった後、自分はものすごい無敵になった感覚になるので、帰り道に気を付けること。

など など。

 

ロングランになっていますが、まだやっていれば 日を置いてもう一回観てみたいな、とも思います。

 

 

rrr-movie.jp

 

 

 

 

 

愚かなり我が心 -My Foolish Heat-

JAZZの勉強で、スタンダート曲「My Foolish Heat」をやっているので、映画も観てみました。

日本の公開が、1953年1月15日。白黒映画です。

先に本が出てたのかな。『ライ麦畑でつかまえて』の作者、D.J サリンジャーが原作。

監督が、マーク・ロブソンという方。

アメリカで上映されたのが1949年12月25日だから、戦後すぐくらいの作品。

 

エロイーズとメリー・ジェーンは女同士の親友。

久しぶりにエロイーズを訪ねたメリーは、彼女がアル中になっている事を知る。

 

二人はは大学時代、同じ女子寮に入っていた、親友同士。

その頃、エロイーズは、パーティーで出会ったウォルト・ドライザーと恋に落ちるが

時代は第二次世界戦の真っただ中。

そんな世の中に翻弄される中、ウォルトに招集命令がかかり、エロイーズはウォルトとの結婚を決意するのだが…。

 

と映画とかでも、よくありそうなストーリー。

でも上映された時は、みんな他人事じゃない、リアルな感情が沸き起こったんだろうな。

 

映画の中に何度も出て来る、My Foolish Heatの曲。

今はジャズのスタンダートになっていますが、エロイーズのウォルトに対する揺れる思いが伝わってきます。

 

“My Foolish Heart”

The night is like a lovely tune
Beware, my foolish heart
How white, the ever constant moon
Take care, my foolish heart

There’s a line between love and fascination
That’s hard to see, on an evening such as this
For they both give the very same sensation
When you’re lost in the magic of a kiss

His lips, are much too close to mine
Beware, my foolish heart
But should our eager lips combine
Then let the fire start

For this time, it isn’t fascination
Or a dream that will fade and fall apart
It’s love this time, it’s love my foolish heart
My foolish heart

For this time, it isn’t fascination
Or a dream that will fade and fall apart
It’s love this time, it’s love my foolish heart

My foolish heart
My foolish heart
Poor foolish heart

 

 夜は愛しき調べのよう
 心してよ、私の愚かな心よ

 いつも変らぬ月のなんと白いこと
 気をつけてよ、私の愚かな心よ

 恋と惑いを分かつラインがあるけれど
 こんな宵には分り難いものなの

 どちらもまるで同じときめきをくれるのから
 キスの魔法に我を忘れると

 彼の唇が私に迫ってくるわ
 心してよ、私の愚かな心よ

 でも二人のくちびるは重なり合ってしまうわ
 あとは燃え始めるままに

 今度は、惑いじゃないの
 消えて無くなるような夢じゃないわ

 そうよ恋、今度は恋だわ
 ね、私の愚かな心よ

 

 

 

『愚かなり我が心 -My Foolish Heat-』

youtu.be

 

 

人生とんぼ返り

この場所は、私が映画やドラマを観たり、本を読んだりしたものを 自分の記憶にとどめる為に作った場所なのですが、今回は、まだ観てないけど観たい!というものを残しておきたいと思います。

ここに書いておけば、いつか出会える気がして。

 

日経新聞で知ったのですが、近江大介さんの「人生とんぼ返り」という映画。

今はないですが映画の撮影場所、日活の大部屋で、ずっと斬られ役をやっていた方のお話です。

撮影所の大部屋と聞くと、勝手に頭の中は鎌田行進曲になってしまいますが、たった2分たらずのトレイラーを見るだけでも、何と面白い。是非観たい!

 

ラピュタ阿佐ヶ谷で、昨年の11月に上映されていたようですが、DVDはまだないようです。

いつかどこかで、出会える事を願って♡

 

「人生とんぼ返り」

youtu.be

 

福岡伸一先生のドリトル先生

今日は、映画ではなく本のお話。

イギリスの小説家、ヒュー・ロフティングの作品に、ドリトル先生の本があります。

ドリトル先生アフリカゆき」から始まり、12巻ほど出ていて児童書として、長い間世界中の人から愛読されているシリーズです。

私が知ったのは、大人になってからで、生物学者福岡伸一さんの本の中で知りました。

ドリトル先生とは、博物学者で、世界中の生物などを研究している。
そして、ドリトル先生はあらゆる動物や、鳥、虫や魚に至るまで会話ができる。
先生が望む事は、これらの生き物たちがみんな幸せに暮らす事。
そのために先生は毎日、とても忙しい。

 

先生は、家政婦のアヒルのダブダブ、番犬のジップ、他にもたくさんの動物たちと暮らしていて、そんな日常のやり取りを見ているだけでも、微笑ましくもあり面白い。

そして先生は舟でよく旅に出ます。
旅先で数々の困難に出会いますが、そのたびに世界中から、ドリトル先生に助けられた動物、鳥、魚達などが力を合わせ、みんなで困難を乗り越える。

舟が嵐で遭難してしまった時、イルカや鳥達が先生を助ける為に、互いに手を取り合い無事に助かった時は、時間を忘れて読みふけっていたなぁ。

そんなドリトル先生を小さい頃から敬愛し、訳もしている、福岡伸一さんが、朝日新聞のコラムで、この4月から続きのお話を書いています。

4月1日から始まり今日で、6話目。

私がこの話を知ったのも、福岡先生の本。
ドリトル先生は、ラフティングの話ですが福岡先生ならきっと、素敵な続きを作ってくれるはず。
これからほぼ毎日、とても楽しみです。 

 

 

 

 

 

 

重版出来!

4年ほど前(2016年)TBSでやっていたドラマ、重版出来!を観ました。

このドラマ、面白すぎます。本当によくできています。

 

このドラマの舞台、漫画の編集社「週刊バイブス」が本当にあって、それぞれの漫画家さん達がいて、本屋に行けばこのドラマ内の漫画が置いてあるのでは、と思ってしまうほど。

 

主人公の黒沢心(黒木華)は、もと柔道の日本代表選手だったが、ケガをして柔道が続けられなくなってしまい、この「週刊バイブス」に入社する。

 

そして漫画を世に出すまでの、数々の試練、奇跡、漫画を愛する人達の熱い思いなどが、1話ずつ完結されていて、感動しながらも毎回ほろりと、泣かされます。

 

ストーリーも面白いのですが、それぞれのキャスト俳優さん達の役が、あまりにぴったりすぎて違和感が全くない。

私の知らなかった方達は、本当に登場人物なのではないか、と思ってしまうほど。

 

このドラマ、私の中の永久保存版になりそうです。

好きなドラマ5位以内にランクインしました✌

(ちなみに好きなドラマは、王様のレストラン、今夜、宇宙の片隅で、など)

 

www.tbs.co.jp

 

 

 

今夜、ロマンス劇場で

綾瀬はるかと坂口健太郎主演の、ラブストーリー・・・・

だけではありません、この映画。

すごい感動しました。

最後、せつなくてあたたかくて泣いてしまいました。

 

映画監督を志す健司は、毎日助監督として仕事場を走り回る日々。

仕事が終わってから、通い詰めている“ロマンス劇場”で、スクリーンの中のモノクロのヒロイン、美雪に出会い憧れ、誰も見なくなったその映画を何度も観返す。

とある嵐の夜、そのスクリーンから憧れのお姫様が・・・

 

という、ちょっと不思議な世界のお話ですが、いつの間にか自分もその世界に入ってしまっていました。

 

これが本当の愛か~。そしてロマンか~。

と観終わった後も、幸せな気分。

 

主人公の年老いてからの役の加藤剛さんですが、「大岡越前」や「砂の器」(初代の)「坂の上の雲」などにも出演している、名俳優。

そして彼の映画の最後の作品で、亡くなられた年に、この映画が公開されています。

加藤さんは、この映画を観る事できたのかな。。。 

 

今回、アマゾンプライムで作業しながら観てたのですが、もう一度観る時はちゃんと体制を整えて、望みたいと思います。

 

今夜、ロマンス劇場で

http://wwws.warnerbros.co.jp/romance-gekijo/index.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すばらしき映画音楽たち

アマゾンプライムで、観ました。

アカデミー賞をとった映画の、その音楽を作る人たちのドキュメンタリー映画

 

ジェラシックパークや、スター・ウォーズパイレーツオブカリビアンタイタニックなど30を超える名作が、次々と登場しますが、監督をはじめ主にその映画の音楽を担当するアーチスト達のお話が沢山聞けます。

あの映画の音楽はこうやって作られたのか~と、感心するばかり。

 

映像は見えるけど、音楽は目に見えない。けど、確実に感情に働きかける。

音楽がついて、はじめて感動というものが産まれるんだ、と改めて思いました。

 

そして、今まである曲を使う事もあると思いますが、だいたい作曲家はその映画に合わせて、曲を作る。映像を見ながら監督と話しながら。

比べる事自体がが失礼ですが、幼稚園児の劇に合う曲を、うなされながら考える私なんかと比じゃないです。

 

それと、オーケストラのスタジオミュージシャン達、映画内では90人ほどと言っていましたが、だいたい楽譜を渡されて、一斉にみんなで合わせる。

それを録音し、OKだったら次、ここを直して合わせて、次・・・。と

一枚の楽譜を渡されて、そこから沢山の情報、感情を読み取り、音に変える。

作曲家もすごいですが、演奏家達もすごい。

 

余談ですが、昔、ニューシネマパラダイスや、夕陽のガンマンなどの作曲家、エンニオ・モリコーネのコンサートに行った時、彼は数々の名作の音楽を次々と指揮をし、こちらも知ってる曲をたくさん堪能し、演奏会のプログラムが終了した時には、もうフルコースのお料理を頂いたくらいの気持ちになったのですが、アンコールが鳴りやまない。

その後のアンコールが夕陽のガンマンなどの、元気いっぱいの曲が数曲続き、なんてタフなおっさんなんだ、と、感動と同時にものすごく納得したというか驚いたというかそんな気持ちになったのを覚えています。

 

すごい職業です。

今度映画を観る時は、音楽の方にももっと心を傾けて観たいと思います。

 

「すばらしき映画音楽たち」予告編 

https://youtu.be/yIP84poTeY8